葬送のフリーレン 初回二時間SP
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[2023年新作アニメ]

≪あらすじ≫
魔王を倒し王都へ凱旋した勇者ヒンメル一行。各々が冒険した10年を振り返りながらこれからの人生に想いを馳せる中、エルフのフリーレンは感慨にふけることもなく、また魔法探求へと旅立っていく。50年後、皆との約束のためフリーレンは再び王都へ。その再会をきっかけに、彼女は新たな旅へと向かうことに―。
(公式HP あらすじ「冒険の終わり」 より抜粋)
≪感想≫
日本テレビ系列がアニメに対して本気を出してきた。まさか金曜ロードショーで1~4話を一気に放映する二時間SPをやるとは。確かに日テレは新作アニメに対して弱い部分はあったのだろう。
もちろん、日テレ系列自体がアニメに弱いわけではない。ジブリは日テレの子会社になるくらい親密な関係で事実上地上波での放映権を独占していて毎年のように再放送を繰り返しているし、系列である読売テレビが毎年新作を作っているコナンは興行収入や「コナン女子」など多様な面でエンタメ界隈で安定して高い評価を得ている。ただそういったジブリやコナンなどの定番アニメ以外で強みがなかったのもまた事実だろう。他局ではガンダムシリーズなどの土6や日5枠をかつて持っていたほかけいおんなども世に出したTBS系、鬼滅の刃を持つほか深夜アニメ枠で斬新な提案を打ち出すフジテレビ、昨今の人気作の一つ『SPYFAMILY』や多数のアニメを今なお安定して提供するテレビ東京系などがアニメを強力なコンテンツとして持つ中で、日テレ系列もそれに負けないと言う形の一つが今回の『葬送のフリーレン』なのかもしれない。
§
さて、本作であるが、魔王を倒した勇者パーティの一人であるエルフの魔法使い・フリーレンのその後の人生を描いたものだ。無料で原作を読めたキャンペーンか何かが数年前にあってその時に序盤だけは読んだことがあったような気がして、実は序盤だけ知っていたので、そのころから着眼点の面白い作品だと思っていた。
一つは、本来ならメインであるはずの魔王討伐というイベントがすでに終わった後の人生を描いているということ。もう一つは、その視点が1000年以上を軽く生きる長寿のファンタジー種族・エルフのフリーレンということ。
この二つが絶妙に組み合わさって生まれているのが本作と言えるだろう。長寿ゆえに、まだ魔王討伐の頃から姿かたちが変わっていないフリーレンとは打って変わり、寿命を迎えて人間の勇者・ヒンメルたちは死んでいく。彼らの死後の世界を、彼らとの想い出と彼らとの縁と、そしてまったく新しい繋がりの中を生きていくフリーレン。
今回の二時間SPは英断だったと思う。実際視聴して観て、4話まで一気に見れたのは大きなプラスだった。たぶん1話目だけだと、本作の良さというものにそこまで気づけなかった気がする。4話まで描いて、フリーレンがかつて魔王討伐のために歩んだ旅路と同じ旅路をもう一度歩むと決断するまでの部分を描けたのは観ている側としても大きい。彼女に新たな旅の目的がきちんと加わり、ここから1クールか2クールか、あるいはそれ以上かは分からないけれど、アニメ化の一つの道筋が出来ていたと思う。
§
さて、大々的に打ち出してきた本作。さすがに最初だけではどうにもならないだろう。ここから年末に向けて日中の再放送含めて、日テレ系列の本気度をきちんと、本作の内容とは別に図っていきたい。
2023年07月~09月期 アニメ簡易総評
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[2023年新作アニメ]
追記からどうぞ。随時、加筆していきます。
本記事は9月末までトップ記事となっております
9/23 『おかしな転生』『るろうに剣心(2023年 ノイタミナ版) 1クール目』『自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う』『悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。』で記事公開
- at 14:41
- [アニメ(放送中):総評(カテゴリのない作品)]
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プロスピA 2023.09-08(OB1)
- ジャンル:[オンラインゲーム]
- テーマ:[プロ野球スピリッツA]
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- [ゲーム:プロ野球スピリッツA]
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Fate / Samurai Remnant発売
- ジャンル:[オンラインゲーム]
- テーマ:[Fate/Grand Order]
ドラゴンクエスト ダイの大冒険 勇者アバンと獄炎の魔王 第8巻

原作:三条 陸 漫画:芝田 優作 発行元(出版): 集英社(ジャンプコミックス)
≪感想≫
最終決戦序幕、といったところか。
世界中の猛者たちや軍隊が集結しての突破作戦は…まぁ、案外あっさり描かれてしまった印象だが、この第8巻はやはりマトリフvsガンガディアだろう。
パーティにおける知将・参謀同士の戦い。派手な知識戦、魔法戦になる…かと思いきや、そうでもなかった。
ただこれはいい意味で「そうじゃなかった」だと捉えて欲しい。戦いは、その場に立つ前から始まっていた。マトリフを良く知るガンガディアはメドローアの存在も、そしてそれをマトリフがきっと使いこなすだろうこと、そして使いこなす上ではどういった呪文のプロセスが必要かを、理解していた。
だからこそ、彼は相手の呪文を使う隙すら与えぬ力と速さのため、ドラゴラムを使ったのだ。
結果的には彼らの戦いは魔術戦というほどのものではなかったかもしれない。けれど、戦いが始まる前から己の力量と相手の力量を精確に見抜いていたガンガディアの分析力、そしてそれをどうすればいいかという対応力、何よりも「全ての戦いは勇者のために」と意気込むアバンたちと同じように、ガンガディアもまた全ての戦いを魔王のために捧げ、ゆえに自身のプライドやこだわりを捨てて、ドラゴラムを使う決断をしたのだ。
結果的には、ポップをも超える超天才たるマトリフが、遠隔疑似メドローアを成功させ、そこから本家メドローアで決めるという展開での結末になったが、そこに至るまでの流れ、そしてその結果を受け入れるガンガディアとそんなガンガディアに最大限の敬意を払うマトリフの姿は最高に良かったと思う。
……
……だからこそ、ハドラーがクズになっていくのは耐えられないんだけど(苦笑
闇芝居(第十一期) 第12話
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[2023年新作アニメ]
『不幸中の幸い』
≪あらすじ≫
傷心旅行のドライブをしていた大学生のリホとマリカ。突然の豪雨に見舞われながら辿り着いたのは、山中にひっそりと佇む古びた旅館で…。
(公式HP STORY より抜粋)
≪感想≫
遭遇系ってところかな。
友人二人で、どちらか一方が囚われるのではなくて両方がまともなまま怪異に遭遇するというところが、実は本作シリーズの中では珍しいかなと思う。
実際にどうなのかをボカすのは良くも悪くもこの作品らしい。もう少し時間があれば逃げられたのか、どうなのかってところまで描けたのかな?
ラーメン大好き小泉さん 第11巻

著:鳴見なる 発行元(出版):竹書房(バンブー・コミックス)
≪感想≫
二年に一冊、ラーメン大好き小泉さん(笑
ちょっと作画が、あとがきで作者さんも語ったように丸くなったというか、柔らかいイメージになったなぁと変化を覚えつつ、内容やストーリーは相変わらずで安心する。
個人的にインパクトがでかいのはソフトクリーム追加トッピングラーメンかな(苦笑。 まぁ、確かに辛いラーメンなら味がマイルドになりそうだけど。
そんな流れだったのか、11巻には味変についても。
数多く食べるものほど、やっぱり一つか二つほど捻りを加えたいし、加えるだけの「引き出し」が自分の中にあるといいよね、というのを想う。個人的にマヨネーズやケチャップは予想外過ぎて、でも試すのは勇気がいるかなぁと思う。
柚子胡椒は麺系には私もおススメ。辛い物が欲しい時は、ものによってはキムチ合わせたりとかもね。
そして……小泉さん、バイクの免許持ってるんだ!
バイクも持ってる……これ、ラーメン食べに行くためだけに免許取ってバイク買ってるよね、絶対w
プロスピA 2023.09-07(S左翼+代打)
- ジャンル:[オンラインゲーム]
- テーマ:[プロ野球スピリッツA]
- at 10:38
- [ゲーム:プロ野球スピリッツA]
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るろうに剣心(2023) 第12話
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[2023年新作アニメ]
『御頭・四乃森蒼紫』

(画像クリックで公式ホームページへ移動)
≪あらすじ≫
剣心は遂に御庭番衆の頭・四乃森蒼紫と対峙する。幕末、無血開城によって戦えぬまま役目を終え、存在意義を失った異形の戦闘狂たち=御庭番衆。その無念を持て余し、ひたすらに最強の称号を追い求める蒼紫。かつての維新志士として、大義なき争いを許せない剣心。幕末に殺しを生業とした二人が、プライドをかけて激突する。
(公式HP あらすじより抜粋)
≪感想≫
飛天御剣流、龍咬閃!
……?
(ただの白羽取りじゃん)
というわけで、アニメオリジナルの技が出ました。原作の技を土龍閃などをカットしておいて、まさかのアニオリの追加。正直、スタッフの方々が何をどうしたいのかが分からないんだよね。
例えば、土龍閃や龍巣閃が削除された時には「これらの技には、原作時や旧アニメ時から十数年以上の時が経っており、今のターゲットとしている視聴者層に訴求するにあたって、あまりにリアリティや説得力がないから」なんだと勝手に想っていた。そうでないなら、原作に準拠したストーリーで原作にある技をわざわざ削る意味がないからだ。
そうした中での新技の追加。私が抱く疑問は二つで、一つ目は剣の流派である飛天御剣流に徒手空拳の技を追加する意味のなさ(同時にリアリティの薄さ)。二つ目は原作にある技を削りながら新しいオリジナルの技を追加する意味のなさ(必然性の薄さ)である。
こうなってくると、どうしても「単にスタッフが『どうだろ? 俺たち凄いだろ?』と、自己アピールしたいだけの自己満足」にしか見えない。自己満足でやってるから、作品への愛もリスペクトも感じない。そういった作品は総じて成功しづらいものだが、本作はただネームバリューだけで成功してくものなのかね?
- at 14:39
- [アニメ(放送中):るろうに剣心(2023)]
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あと少し…
- ジャンル:[趣味・実用]
- テーマ:[模型・プラモデル・フィギュア製作日記]
- at 23:00
- [プラモデル:FM フォビドゥンガンダム]
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和月先生のインタビューを読む限り、名ばかりの監修ではなく、密に監修されているようですし。(自分が読んだのはコミックナタリーのインタビューです。)
なので自分は、これが和月先生の考える「令和版るろうに剣心」なんだな~と思いながら視聴しています。
駄文失礼しました。